アズビル株式会社と株式会社村田製作所、戸田建設株式会社は、申告型空調システムの共同実証実験を開始した。この実証実験は、アズビル 藤沢テクノセンター、村田製作所 長岡事業所、戸田建設 筑波技術研究所で、室内空間の快適性と省エネルギー性を評価するために、2018年3月まで実施される予定です。
申告型空調システムは、執務者からの要求を一時的なものか継続的なものかを判別し、一時的な要求である場合には、設定値を一定時間経過後に元に戻します。例えば、涼しい(室温が低い)環境で「暑い」という要求が来た場合、その要求はその人固有の要求であり一時的な申告であると判別します。逆に暑い(室温が高い)環境で「暑い」という要求が来た場合には、継続的な申告であると判別します。また出勤直後や昼食後など、人の行動により代謝量が一時的に変化している時間帯の申告を一時的な申告であると判別します。空調制御用申告カードは、社員証用ネックストラップに収納可能なカード型のユーザインタフェースです。執務者がいつでもどこでも自らの「暑い」「寒い」といった感覚を空調設備に伝えることができます。
■執務者の体感情報に基づき、快適性と省エネルギー性を両立する「申告型空調システム」の共同実証実験を開始 | ニュースリリース | アズビル株式会社