建物周辺埋設配管の地盤沈下対策(4)

1.仕様及び施工法
1)支持間隔(L寸法)
ただし、道路以外の部分でかつ上部に自動車等の重量物が置かれない場合。
表1 配管用炭素鋼鋼管(ねじ込み)
表2 配管用炭素鋼鋼管(溶接)
表3 硬質塩化ビニル管(エスロンー般用)
上表活用の条件
(1) 表中の「該当外」とは、ブラケット等の部分支持の方法が該当せず、コンクリート床のように配管全体を支えるべきもの。その場合、支持床と管底の寸法は100mm以下とし、十分な裏込めが必要である。
(2) Lは支持間隔をあらわす。
(3) 埋設深さHは、地面から管底までの寸法である。
(4) 管にかかる土の重量は、右図に示す考え方でとらえている。
図1 斜線部が重量として算入している断面
2.注意事項
1)桝の固定:桝は躯体に確実に固定する。
2)配管の支持:配管の建物からの取出し部には、必ず支持を設ける。支持はコンクリート床が最適であるが、部分支持とする場合は、コンクリート架台が防食等の理由で望ましい。ブラケット支持する場合、躯体打込みアンカボルトは、躯体鉄筋と電気的に絶縁する。ブラケット・アンカボルト・固定バンドの材質は、ステンレス製とすることが望ましい。
3)根 切 り 及 び 埋 戻し:根切り及び埋戻しの要領は「土中埋設配管の防食」の項に準ずる。
4)外面の防食:鋼管の外面防食の施工法は「埋設配管の為の根切り・埋戻し」の項 に準ずる。
5)ガス管及び給水引込み管:ガス管及び給水引込み管については、布設方式に関し、当該事務所と事前に打合せる。

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