土中埋設配管の防食

1.適用範囲:土中埋設の金属管を躯体と絶縁する場合。
2.仕様及び施工法
1)各部に設ける絶縁スリーブ
図1 地中梁の貫通の場合
図2 床の貫通の場合
図3 地中壁を貫通する場合(外面ライニング鋼管の列)
2)絶縁吊り金物
絶縁吊り金物は以下のものから選ぶ。
(1) 樹脂製吊りバンド
(2) ゴムライニングバンド
(3) 金属製吊りバンド
内面にゴムシート(1.2mm以上)を張る。 ただし、外面ライニング管を使用する場合は不要。
3.注意事項
1) 配管の防露:図2・3において、室内側で結露の恐れがある場合には、固定バンド部分まで防露材を巻く。
2)防食:土中埋設部の防食については「土中埋設配管の防食(1)(共 189)」の項による。
3)地中梁貫通管:配管用炭素鋼鋼管が地中壁を貫通する場合は、防食テープをハーフラップニ重巻きして絶縁を行うが、ヤーン充填時に防食テープに傷をつける可能性が高いので、原則として外面ライニング管に仕様変更を検討する。ただし、 建家外において土と接触しない場合にはこの限りでない。
4) スリーブの止水:「配管の地中外壁貫通(共 190)」の項による。

■JWW-CADファイル.zip(25.36 KB)

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください