1.適用範囲
1)立て管最下部にかかる荷重を、一般の吊り金物等では支持出来ない場合。
2)伸縮又は耐震等の理由で、中間階で配管の重量を支持出来ない場合。
2.仕様及び施工法
図1 最下階床支持の場合
図2 最下階床上支持の場合
表1 配管用炭素鋼鋼管(JIS G 3452)
3.注意事項
1)配管固定:配管の受け架台は、荷重及び転倒等について構造的にチェックし、基本的に梁に荷重を伝える方法で取付ける。又、その受け梁、床等の構造について初期計画段階に構造設計者と十分に調整しておく。
2)支柱:支柱の長さが配管径の10倍以上になった場合は、支柱に振れ止めを設ける。
3)防振:防振が必要な場合は、防振ゴム又はパッドを使用する。
4)重量:立て配管の管重量は、中間固定点でも支持されるが、水の全重量は最下部にかかるので注意する。又、EXPを使用する場合は、反力が加算されるので確認が必要である。
5)継手:ガス管の接合は溶接接合とする。
6)鋼板溶接:鋼板の溶接は工場加工とし、溶接後、配管の内外面に防錆処理を行う。
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54-立て管の最下部支持
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