冷媒管の貫通(1)
1)耐火キャップ工法とは 被覆銅管・ケーブル・さや管を防火区画1時間耐火構造の床・壁に集合貫通させる防火措置工法として開発されたもので、建築基準法にて要求されている耐火性能基準に合格しています。(国土交通大臣認定取得) 2)特 徴 (1) 熱膨張性耐熱シール材を使用:加熱により4倍以上に膨張し、炎や煙を遮断します。
空調設備工事編
空調設備工事の機械設備施工要領書をJw_cadでまとめています。
1)耐火キャップ工法とは 被覆銅管・ケーブル・さや管を防火区画1時間耐火構造の床・壁に集合貫通させる防火措置工法として開発されたもので、建築基準法にて要求されている耐火性能基準に合格しています。(国土交通大臣認定取得) 2)特 徴 (1) 熱膨張性耐熱シール材を使用:加熱により4倍以上に膨張し、炎や煙を遮断します。
1.標準施工図 ・図1:床標準施工図(床厚100以上・配線及び配管・アダプター(パテ落下防止)・パテ巻き付け 熱膨張性耐熱シール PNX・耐火キャップ金具(パテ内蔵)・コンクリート用タッピングビス) ・図2:壁標準施工図(壁厚80以上・配線及び配管・パテ巻き付け 熱膨張性耐熱シール PNX・耐火キャップ金具(パテ内蔵)・コンクリート用タッピングビス)
1.耐火キャップ配管収納系統目安表 ・表1:被覆銅管 ・型番:IRC-75NX~IRC-150NX ・保温材厚=10mm ( )内は国土交通省仕様の保温材厚=液管側10mm×ガス管側20mm ・配管1系統につき制御ケーブルφ11.5(CVV2mm×4C相当)1本含む。 ・表は仕上がり貫通穴径(ボイド管施工)に対して、占有率63.0%以下で施工した場合の目安です。
(4) 配管へのパテ巻き付け:配管に対して熱膨張性耐熱シール材を壁面から高さ40mmになるように最大適合貫通穴径まで1周以上巻き付けて盛り付ける。 (5) 耐火キャップ(パテ内蔵型)の取付:耐火キャップの金具を開き、配管にはめ込んで、コンクリートタッピングビスで取り付ける。 (6) 仕上げ:残りの熱膨張性耐熱シール材を全て金具内部に充填し、金具と面一であるかを確認して仕上げる。
1)床施工手順 (1) 貫通穴を設ける:穴間ピッチを考慮のうえ、製品サイズに適合した貫通穴を設ける。 (2) ケーブル配線、被覆銅管及びさや管配管:ケーブル配線、被覆銅管及びさや管配管を行い、支持、固定する。 (3) 下穴(金具固定用)を設ける:耐火キャップを一度貫通穴に合わせて、ビス止め用の下穴を設ける。 (4) アダプタ-の取付:配線、配管と貫通穴との隙間が大きい場合は、パテ落下防止のため、アダプターを使用する。
1.煙道伸縮部|図1:煙道伸縮部 ・煙道|固定金物|伸縮継手(白管・パッキン組ひも・16φボルト) 2.壁貫通部 ・図2:矩形煙道の場合|スリーブ|ロックウール|煙道|白管|パッキン組ひも|モルタル| ・図3:円形煙道の場合|スリーブ|ロックウール|煙道|パッキン組ひも|モルタル|
1.外壁貫通部|図1:断熱のある場合 ・実管打込み(打ち込み出来ない場合は、モルタルを埋め戻して実管を取付ける)|水切り板|断熱材内張り|目地コーキング|ラッキング|水切り板|コーキング|水抜き弁| ■JWW_CADファイル.zip(9.05 KB)
1.床:一般RC床の貫通 ・図1:断熱あり(1.6mm短管(防火区画の場合)・FD・ロックウール充填・支持金物・モルタル充填・仕上モルタル25mm) 注:実管打込みの場合は、短管を内フランジとし内部内張り断熱する ・図2:断熱なし(1.6mm短管(防火区画の場合)・FD・支持金物・モルタル充填・仕上モルタル25mm) 注:実管打込みの場合は、短管を内フランジとする