円弧コマンドで、コントロールバーの[傾き]入力ボックスが無指定の場合、楕円の基準軸は水平(0度)になり、傾き(角度)の数値を入力すると、その方向を基準軸として楕円が作図されます。

- メニューバーから「作図」を選択し、続いて[円弧]コマンドを選択します。
- または、ツールバーの[ 〇 ](円弧コマンド)を選択します。
- 次に、コントロールバーの[半径]・[扁平率]入力ボックスに作図する楕円の半径と扁平率を入力します。
- この時、[傾き]入力ボックスが無指定の場合、楕円の基準軸は水平(0度)になります。
[傾き]入力ボックスに傾き(角度)の数値を入力

- 次に、コントロールバー[傾き]入力ボックスに傾き(角度)の数値を入力します。
- この時に、コントロールバー[傾き]入力ボックスの右端の▼を左クリックすると、以前に入力した入力角度の数値リストが表示されるので、選択して入力することもできます。
数値入力」ダイアログ

- 別の入力方法として、コントロールバー[傾き]入力ボックスの右端の▼を右クリックすると、「数値入力」ダイアログが表示されるので、マウス操作のみで数値入力ができます。
傾いた楕円が仮表示

- 例えば、[傾き]入力ボックスに[30]を入力すると、30°傾いた楕円が仮表示されます。
- 作図したい位置を指示します。例では、補助線の交点を右クリック(読取点)します。
30°傾いた楕円を作図

- このように、30°傾いた楕円を作図することが出来ました。(◇軸角が設定されている時は、軸角からの角度になります。)
円弧コマンドで、コントロールバーの[傾き]入力ボックスに傾き(角度)の数値を入力し、その方向を基準軸として楕円を作図する方法は、以上のようになります。
例えば、この操作が必要な場面
- スリーブ・桝・配管・設備記号などで多用するコマンドです。
- 建築図では、各種記号・符号、意匠図などの作図。