矩形コマンドで、コントロールバーの[多重]入力ボックスに[数値1 , 数値2]の形式で2数値を入力すると、多重矩形が作図できます。

- メニューバーから「作図」を選択し、続いて[矩形]コマンドを選択します。
- または、ツールバーの[ □ ](矩形コマンド)を選択します。
- 次に、コントロールバー[多重]入力ボックスに[数値1 , 数値2]の形式で2数値をカンマ「,」で区切って入力します。
数値1が+の場合は分割数に

- このように、数値1が+の場合は分割数になります。
- 例えば、[3 , 0]の場合、中心から等間隔に3分割されます。
小数点以下の数値は最小矩形の寸法の割合に

- 次に、小数点以下の数値は最小矩形の寸法の割合になります。
- 例えば、多重矩形数が[3.5 , 0]の場合、最小矩形寸法が多重矩形寸法の差の0.5倍になります。
- 比率でいうと中心から、0.5:1:1の3分割になります。
0.2:1:1の3分割に

- 次の例として、多重矩形数が[3.2 , 0]の場合、最小矩形寸法が多重矩形寸法の差の0.2倍になります。
- 比率でいうと中心から、0.2:1:1の3分割になります。
数値1が-の場合は

- 次に、数値1が-の場合は、数値1の絶対値の厚みの矩形が作図されます。
- 例えば、[-100 , 0]の場合、矩形の内側に厚み100mmの矩形が作図されます。
数値2が+の場合(0以外)は

- 次に、数値2が+の場合(0以外)は、指定した数値の半径で丸面取されます。
- 例えば、[-100 , 100]の場合、矩形の内側に厚み100mmの矩形が作図され、外側の矩形の角が半径100mmで丸面取りされます。
数値2が-の場合(0以外)は

- 次に、数値2が-の場合(0以外)は、指定した数値の辺寸法で角面取されます。
- 例えば、[-100 , -100]の場合、矩形の内側に厚み100mmの矩形が作図され、外側の矩形の角が辺寸法100mmで角面取りされます。
矩形コマンドで、コントロールバーの[多重]入力ボックスに[数値1 , 数値2]の形式で2数値を入力し、多重矩形を作図する方法は、以上のようになります。
例えば、この操作が必要な場面
- 矩形コマンドは、スリーブ・角桝・換気扇・エアコン・記号などの作図に多様に使用するコマンドです。