配管の耐震支持要領(1)
A類耐震支持の例
梁・壁等の貫通部
建築物躯体の貫通部(梁・壁・床等)は、貫通部周囲をモルタル等でグラウト(埋戻し)すれば、配管の軸直角方向の振れを防止することが出来る。
配管の勾配、吊り及び支持(1)
1.一般事項
1)機器廻りの配管は、地震時等に加わる過大な力、機器の震動及び管内の流体の脈震動による力を押さえる為、冷凍機、ポンプ等に接続する呼び径100以上の配管は、床より形鋼で固定する。
配管の勾配、吊り及び支持(2)
1.立管の固定及び振れ止め箇所
1)呼び径80A以下の配管の固定は不要とする。
2)鋼管で、床貫通等により振れ止めされている場合は、形鋼振れ止め支持を3階ごとに1箇所としてもよい。
配管の共同吊り(防振がない場合)
1.共通の架台により、防振無しでスラブから吊る場合の仕様及び施工法。
Uボルトと溝形鋼 W≦1,200の場合
吊りバンドと等辺山形鋼 W≦1,000の場合
Uボルトと等辺山形鋼を使用した配管支持方法 W≦1,000の場合
以上の図解と使用する鋼材の参考表