1.ダクト用材料並びに付属品
1)吹出口・吸込口
(1) ユニバーサル形:本体枠及び可動羽根は、JIS H 4000(アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条)またはJIS H 4100(アルミニウム及びアルミニウム合金押出形材)またはJIS G 3141(冷間圧延鋼板及び鋼帯)で本体枠の板厚は1.0mm以上とする。本体枠及びスリットは、JIS H 4000(アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条)またはJIS H 4100(アルミニウム及びアルミニウム合金押出形材)またはJIS G 3141(冷間圧延鋼板及び鋼帯)で本体枠の板厚は1.2mm以上、取付用ガスケットは5mm以上のスポンジゴムまたはフェルト製ガスケットとする。
(2) 打抜き鉄板形:有効面積は正面面積の40%以上とし、前面板は厚さ0.80mm以上の鋼板JIS G 3141(冷間圧延鋼板及び鋼帯)を打ち抜いて製作したものとする。
(3) ダンパ及びシャッター:厚さ0.5mm以上のJIS G 3141(冷間圧延鋼板及び鋼帯)または厚さ1.0mm(袋形の場合には、片面の厚さを0.5mm)以上のJIS H 4000(アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条)もしくはJIS H 4100(アルミニウム及びアルミニウム合金押出形材)にて製作する。
2)風量調節ダンパ:ダンパの羽根は、厚さ1.2mm以上のJIS G 3302(亜鉛鉄板)または鋼板で製作し、ケーシングの板厚は、接続ダクトの板厚と等しいか、またはこれより厚手の亜鉛鉄板または鋼板を用いる。長方形ダクトダンパの羽根の枚数は、原則としてダクトの高さ250mm以内につき1枚で、羽根車相互の重なりは原則として15mmとする。ダンパ軸は原則として亜鉛めっき棒鋼、 軸受けは砲金製とする。円形ダクトのダンパは単翼とする。手動の場合は、開閉指示器を設ける。
(1) 防火ダンパ:羽根及び枠材料は1.5mm以上のJIS G 3131(熱間圧延軟鋼板及び鋼帯または鋼板とし、熱によるひずみで閉鎖が妨げられないように、羽根の外周とケーシング内面とのすきまは60一様にし、ダンパ及び軸受けは2)風量調節ダンパに準ずるものとし、羽根の作動状態が直接確認出来る検査口を備えた(財)日本建築センターの防災性能評定品とする。
(2) 温度感知式:温度を感知して自動的に閉鎖する構造で、温度ヒューズを使用するものは、点検取替えが容易な構造とする。温度ヒューズは建設省告示第263号別記の試験に適合したもの(公称72℃)を標準とする。ただし、ちゅう房排気フードに設置する場合は、検知部の最高周囲温度プラス30℃(公称120℃)とし、排煙ダクトに設置する場合は280℃とする。
(3) 煙感知式:煙を感知して自動的に閉鎖する構造で、煙感知器から自動閉鎖装置に至る各機能部品は、火災による熱で機能に支障をきたす恐れがなく、かつ維持管理が容易なものとする。
3)防火兼用風量調整ダンパ:防火及び風量調整ダンパとして、(4)・(5)項に適合する構造のもので、兼用することが出来る。
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