1.適用範囲:降雪量が多い地域で外気を取入れる場合。
2.仕様及び施工法
・図1:防雪フード(ガラリのある場合)
・図2:防雪板(ガラリのある場合)
3.注意事項
1)給気口の高さ:給気口の高さは雪の吹きだまり等を考慮して、支障のない高さを確保する。
2)防露:給排気ダクト及びチャンバーは防露をする。
3)ダンパーの位置:準寒冷地及び寒冷地で、ガラリから外気がダクト内に侵入し、蒸気コイル及び温水コイルを凍結させると予想される場合は、外気の侵入を防ぐ為空調機又は送風機とインタロックを取った制御用ダンパーを取付ける。この場合制御用ダンパーの取付位置は、外気取入れ近くに設けると凍結により作動不能となる場合があるので離して取付ける。
4)凍結防止ヒーター:ドレンパン及び排水管の凍結が予想される場合は蒸気・温水・電気等によるヒーターを取付ける。
5)チャンバー:チャンバー内部には、雨及び雪が入り込むのでコーティング鋼板を使用するかタールエポキシ塗装等の防錆処理を施す。
6)防雪フード:防雪フード上部は3/10以上の勾配を設け積雪しないようにする。
7)防虫網:防虫網メンテナンスが可能な部位に取付ける。チャンバー内等が適切である。
8)その他:チャンバーの奥行(L)はガラリの高さ(H)と同程度以上を確保する。
:防雪を考慮しガラリ面風速は2m/sec程度とする。
:防雪板タイプは札幌のような寒冷地での粉雪のみ採用が可能である。
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87-外部ガラリ・外気取入口の防雪
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