保温工事 一般事項(2)
1)屋内露出の配管及びダクトの床貫通部は、その保温材保護の為、床面より高さ150mm程度までステンレス鋼板で被覆する。蒸気管等が壁、床等を貫通する場合には、その面から25mm以内は保温を行わない。 2)冷水及び冷温水配管の吊りバンド等の支持部は、合成樹脂製の支持受けを使用する。 3)屋内露出配管の保温見切り箇所には、菊座を取付ける。 4)保温の見切り部端面は、使用する保温材及び保温目的に応じて必要な保護を行う。
1)屋内露出の配管及びダクトの床貫通部は、その保温材保護の為、床面より高さ150mm程度までステンレス鋼板で被覆する。蒸気管等が壁、床等を貫通する場合には、その面から25mm以内は保温を行わない。 2)冷水及び冷温水配管の吊りバンド等の支持部は、合成樹脂製の支持受けを使用する。 3)屋内露出配管の保温見切り箇所には、菊座を取付ける。 4)保温の見切り部端面は、使用する保温材及び保温目的に応じて必要な保護を行う。
配管類、機器類、ダクト類の保温は、所定の仕様により保温、断熱を行うものとし、施工の一般事項を下記に示す。 1)保温の厚さは、保温主材の厚さとし、外装及び補助材の厚さは含まないものとする。 2)保温材相互の間隙は出来る限り少なくし、重ね部の継目は同一線上を避けて取付ける。 3)ALGK保温筒は、接着面の汚れを十分除去後、貼り合わせる。筒の継目はアルミガラスクロスクラフトペーパ粘着テープ(100mm幅)で貼り合わせる。
1.構 造: 図1:構造(耐火キャップ金具・アダプター・中空壁の場合:中空壁固定用金具) ・表1:耐火キャップ金具(単位 mm) ・呼び径:75|100|125|150 ・適合貫通穴:Φ85|Φ110|Φ135|Φ160 ・耐火キャップ金具:外径・内径・ビス位置 ・アダプター:内径 ・中空壁の場合:ビス位置 ■JWW_CADファイル.zip(13.35 KB)
1)耐火キャップ工法とは 被覆銅管・ケーブル・さや管を防火区画1時間耐火構造の床・壁に集合貫通させる防火措置工法として開発されたもので、建築基準法にて要求されている耐火性能基準に合格しています。(国土交通大臣認定取得) 2)特 徴 (1) 熱膨張性耐熱シール材を使用:加熱により4倍以上に膨張し、炎や煙を遮断します。
1.標準施工図 ・図1:床標準施工図(床厚100以上・配線及び配管・アダプター(パテ落下防止)・パテ巻き付け 熱膨張性耐熱シール PNX・耐火キャップ金具(パテ内蔵)・コンクリート用タッピングビス) ・図2:壁標準施工図(壁厚80以上・配線及び配管・パテ巻き付け 熱膨張性耐熱シール PNX・耐火キャップ金具(パテ内蔵)・コンクリート用タッピングビス)
1.耐火キャップ配管収納系統目安表 ・表1:被覆銅管 ・型番:IRC-75NX~IRC-150NX ・保温材厚=10mm ( )内は国土交通省仕様の保温材厚=液管側10mm×ガス管側20mm ・配管1系統につき制御ケーブルφ11.5(CVV2mm×4C相当)1本含む。 ・表は仕上がり貫通穴径(ボイド管施工)に対して、占有率63.0%以下で施工した場合の目安です。
(4) 配管へのパテ巻き付け:配管に対して熱膨張性耐熱シール材を壁面から高さ40mmになるように最大適合貫通穴径まで1周以上巻き付けて盛り付ける。 (5) 耐火キャップ(パテ内蔵型)の取付:耐火キャップの金具を開き、配管にはめ込んで、コンクリートタッピングビスで取り付ける。 (6) 仕上げ:残りの熱膨張性耐熱シール材を全て金具内部に充填し、金具と面一であるかを確認して仕上げる。
1)床施工手順 (1) 貫通穴を設ける:穴間ピッチを考慮のうえ、製品サイズに適合した貫通穴を設ける。 (2) ケーブル配線、被覆銅管及びさや管配管:ケーブル配線、被覆銅管及びさや管配管を行い、支持、固定する。 (3) 下穴(金具固定用)を設ける:耐火キャップを一度貫通穴に合わせて、ビス止め用の下穴を設ける。 (4) アダプタ-の取付:配線、配管と貫通穴との隙間が大きい場合は、パテ落下防止のため、アダプターを使用する。