保温工事 一般事項

1.一般事項
配管類、機器類、ダクト類の保温は、所定の仕様により保温、断熱を行うものとし、施工の一般事項を下記に示す。
1)保温の厚さは、保温主材の厚さとし、外装及び補助材の厚さは含まないものとする。
2)保温材相互の間隙は出来る限り少なくし、重ね部の継目は同一線上を避けて取付ける。
3)ALGK保温筒は、接着面の汚れを十分除去後、貼り合わせる。筒の継目はアルミガラスクロスクラフトペーパ粘着テープ(100mm幅)で貼り合わせる。
4)ポリスチレンフォーム保温筒は、1本につき2二個所以上粘着テープ2回巻きとする。
5)鉄線巻きは、原則として、帯状材の場合は、50mmピッチ(スパイラルダクトの場合は、150mmピッチ)以下にらせん巻き締め、筒状材の場合は1本につき、波形保温板の場合は1枚につき2箇所以上2巻き締めとする。
6)テープ巻きその他の重なり幅は、原則として、テープ状の場合は15mm以上(ポリエチレンフィルムの場合は1/2重ね以上)その他の場合は30mm以上とする。
7)テープ巻きは、配管の下方より上向きに巻き上げる。アルミガラスクロス巻き等で、ずれる恐れのある場合には、粘着テープを用いてずれ止めを行う。
8)アルミガラスクロス化粧保温帯及びアルミガラスクロス化粧波形保温板は、合せ目及び継目をすべてアルミガラスクロス粘着テープで貼り合せ、1枚につき1箇所以上アルミガラスクロス粘着テープ巻きとする。
9)金属板巻きは管の場合は、はぜ掛け又はボタンパンチはぜ、曲がり部は、えび状又は整形カバーとし、矩形ダクト及び角形タンク類は、はぜ掛け、継目は差込はぜとする。丸形タンクは、差込はぜとし、鏡部は放射線形に差込はぜとする。なお、タンク類は、必要に応じて重ね合せのうえビス止めとしても良い。屋外及び屋内多湿箇所の継目は、はんだ付け又はシーリング材によりシールを施す。
10)鋲の取付け数は原則として、300mm角に下面及び側面は2個以上、上面は1個とする。なお、絶縁座金付銅製スポット鋲以外の場合は、鋲止め用平板(座金)を使用する。

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