塩ビ管の差込み接合

1.適用範囲:水道用塩ビ管(VP・HIP)及び排水用塩ビ管(VP)を接着剤による差込み接合する場合。
2.仕様及び施工法(塩ビ管の接合は接着剤による管の膨潤と弾性を利用したものである)
3.施工手順
1) 清掃:受口内面と差し口部外面は乾いた布等できれいにふき、特に油分は工業用アル コールで完全にふきとる。
2) 標線記入:管端より、継手受口長さ分を測りマジックインキ等で標線を入れる。
3)挿入機:管径75mm以上は挿入機を用いて挿入する。管径50mm以下は手で挿入が可能。
4)接着剤塗布:接着剤は配管の用途に適合したものを用いる。継手受口部内面と管差し口部外面に接着剤をはけで簿く均一に塗る。
5)接合:接着剤塗布後ただちに管を継手に一気に差し込み、一定時間(表1)保持する。はみだした接着剤はすぐふきとる。
4.注意事項
1) 標線記入:管端部の近傍にマーキングをすることで、差込み量の不足を管理する。
2) 耐圧:給水管使用圧力は0.392MPaをーつの目安とし、それ以上の場合はその都度実態を把握し、接続の信頼度等を検討の上、使用する。
3) 検査:水圧及び満水テストの際、全継手について接着剤塗布の有無及び差込み量を目視により確認する。
4) 検査:接着剤に使用している溶剤は引火性の為、火気に注意する。接着後は2時間以上養生する。

■JWW-CADファイル.zip(7.40KB)

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