1.適用範囲
1)排水管(VP・鋼管)の場合。
2)建物からの取出し部分の場合。
3)予測沈下量200mmを超える場合。
2.仕様及び施工法
表1 許容伸び率
可とう性樹脂継手(カナパイプ)の場合、地盤沈下による許容垂直沈下量SはS≦0.2Lとする。
図1 樹脂可とう継手
3.注意事項
1)表面処理:配管及びジョイント部の油・土等のよごれをウエス等で十分に拭きとる。湿っている場合は完全に乾燥させる。
2)接合剤:エポキシ系の2液形を使用する。塩ビ継手内面に砂付加工を施す。
3)接合剤の塗布:接合剤の仕様に従って調合し、良く混合して接合面の双方に盛りつける。特に管外面にあるラセン状凹部には入念に充填する。定位置に設定したら、動かないように仮固定する。すきまが出来たら接合剤を充填する。
4)硬化:接合剤の仕様に示される硬化時間内は、動かず、土砂で傷つかずかつ水がかからぬようにする為、十分な養生をする。作業は硬化時間内に手早く行うことに留意する。
5)配管と桝の接続:配管と桝接続の納まり(a部)及び建物取出し部納まり(b部)については「建物周辺埋設配管の地盤沈下対策」の項に準ずる。
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230-樹脂可とう製継手による埋設配管の地盤沈下対策
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