埋設配管の地盤沈下対策(2)

1.予測沈下量200mmまでの場合。
地盤沈下対策(1)の2.仕様及び施工法の1)項の(1)~(6)の要領に以下の事項を加える。1)VPの場合は接合部にベルジョイントタイプの曲げに対して可とう性のある継手を使用する。(排水用)
2)鋼管の場合はハイパワー継手・OM継手(排水用)・ビクトリック継手(給水用)タイプの曲げに対して可とう性のある継手を使用する。
3)ねじ込み配管のねじ継手部は、地盤沈下対策(1)「衛079」の(図3)のごとく支持する。
4)鋳鉄管の場合はメカニカルジョイント等の曲げに対して可とう性のある継手を使用する。
5)可とう性のある継手を使用する場合、その止水面の信頼性について設置場所等に応じ検討する。
6)ヒューム管については図1のごとく施工する。
図1 はしごを用いた配管例

2.予測沈下量200mmを超える場合。
地盤沈下対策(1)「衛079」の2.仕様及び施工法1)項の(1)~(6)並びに上記1.の1)~5)の要領に加え、ヒューム管については図2のごとく施工する。ただし、1.の3)については地盤沈下対策(1)「衛079」の(図3)の右図のみとする。
図2 松杭をもちいた配管例

3.注意事項
1)ヒ ュ ー ム 管:ヒューム管の接合法はガスケット方式とする。
2)根切り及び埋戻し:根切り及び埋戻しの要領は「埋設配管の為の根切り・埋戻し」の項に準ずる。
3)鋼管の外面防食:鋼管の外面防食の施工法は「土中埋設配管の防食」の項に準ずる。

 

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