屋外一般部埋設配管の地盤沈下対策(1)

1.適用範囲
1)排水管及びガス管でVP・鋼管・鋳鉄管・ヒューム管の場合。
2)屋外一般部の場合。ここでは建物から1m以上離れた部分で、局部的に著しい沈下を起こさぬところをいう。局部沈下は、3m四方の範囲内で、予測沈下量1/3以下かつ50mm以下と考える。
2.仕様及び施工法
1)予測沈下量100mmまでの場合。
(1) 管全体が均一に地盤に接触するように(図1)管の下側等の裏込めには、粒度分布の良い砂を使用する。特にれきの含有に注意する。
(2) 石等の異物は、支持を均一にし集中応力を発生させたり、管に損傷を与えるので必ず取り除く。
(3) 機械掘りによって生じる不陸は平らに仕上げる。
(4) 床付け面は、地中埋設配管の匂配を正確に確保し、掘りすぎぬようにして根切り底の突固めを十分に行う。
(5) 床付け面が、雨水等の浸入により乱されぬよう、必要に応じシート掛け又は排水溝等の適切な処置を講じる。
(6) 砂を床付け面に100mm以上敷きつめ、平坦にしてから管を布設する。
(7) ヒューム管についてはコンクリート基礎をジョイント部分に設ける。(図2)敷きコンクリート又はコンクリートブロックの幅はソケット幅の約1.5倍とする。

図1 配管縦断
図2 配管の支持
図3 配管の固定

 

■JWW-CADファイル.zip(16.00 KB)


■ダウンロードマネージャーへ

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください