蒸気用鋼鈑製ボイラ(ボイラ廻り配管)
1.法的基準 1)最高使用圧力0.98MPa(10kgf/cm2)以上の蒸気ボイラのブロー管は、図1のように、直列にブロー弁を2個以上又は、ブロー弁とブローコック1個以上を必ず取付ける。(ボ構第 194条) 2)給水装置、給水管、ブロー管については、「鋳鉄製のボイラの法的基準」「空091」を確認する。 3)排水基準の確認が必要である。 図1:ブロ-配管 2.施工基準 1)ブロー管の管径は、ボイラのタッピングと同サイズとする。
1.法的基準 1)最高使用圧力0.98MPa(10kgf/cm2)以上の蒸気ボイラのブロー管は、図1のように、直列にブロー弁を2個以上又は、ブロー弁とブローコック1個以上を必ず取付ける。(ボ構第 194条) 2)給水装置、給水管、ブロー管については、「鋳鉄製のボイラの法的基準」「空091」を確認する。 3)排水基準の確認が必要である。 図1:ブロ-配管 2.施工基準 1)ブロー管の管径は、ボイラのタッピングと同サイズとする。
1)バイパス装置概略寸法は表1とする。 表1:蒸気用減圧弁バイパス装置概略寸法 ・図1:装置図 2)減圧は断熱膨張に近い為、圧力が下がっても温度は2次圧飽和温度まで下らない過熱蒸気の為、2次側配管の熱応力に注意する。減圧後の蒸気温度を表2に示す。 表2:減圧後の蒸気温度(℃)
1.減圧弁 1)減圧弁口径の選定〔(技術検討)の項を参照のこと〕 2)二次側蒸気圧力が一次側蒸気圧力の約15%以下では二段減圧を行う。 3)減圧弁廻りの施工要領は図1とする。 (1) ストレーナは減圧弁メーカー推奨メッシュのものを設ける。(参考:ベンの場合60~80メッシュ) (2) ユニオン接合は不可とする。 図1:蒸気用減圧弁(溶接配管)
1.安全弁 1)機器類に取付ける安全弁はフランジ接続とする。(取りはずしの為)ねじ込みの場合でも、 図1のように、フランジを入れて容易に取りはずしが出来るものとする。 図1:ねじ込み弁の取付 2)弁作動中に配管が振動しないように固定する。 2.参考 1)ドレンが大量にたまる恐れがある場合や、安全弁の動作確認をしたい場合は図2のドレン抜きを取付ける。
1.トラップの選定 [(技術検討)の項を参照のこと] 2.図1のように還水管がトラップより高い位置にある場合の吹上げ高さに注意する。 表1:トラップの吹上高さ|ただし最大吹上げ高さは5mとする。なお、凍結の恐れのある場合は吹上げは使用しない。 3.一般的なトラップ廻りの配管を図2に示す。 1)サーモスタティック式トラップを管末トラップとして用いる場合は、冷却レッグ(約1.2m以上)を設ける。(冷却レッグは保温しない)
1)ヘッダー径は、流入管が1本の場合は流入管の2サイズ大きい径とし、流入管が2本以上の場合は、流入管の断面積の和以上の断面積を有する直径とする。 2)弁ハンドルの間隔は約100mmとする。 3)弁ハンドル中心高さは、床上1,300~1,500mm程度とする。 4)ヘッダーの中心にダートポケットを設け、トラップをつける。 5)予備タッピングを設ける。 6)蒸気ヘッダーは圧力、容積によって、第二種圧力容器となる場合があるので、注意する。