ボイラ廻り配管 温水ヘッダ

1.法的基準
1)100℃以下の温水ヘッダには可溶栓(径25mm以上)2個(又は自動警報装置2個又は、可溶栓1個と自動警報装置1個)を取付ける。
(上記の可溶栓等を取付けることにより、温水ヘッダは第一種圧力容器の適用除外となる)なお、熱源が吸収式冷温水発生機、ヒートポンプチラー、圧力容器の適用除外を受けた真空式温水器の場合の可溶栓は不要。(ただし、監督署に確認のこと)又、以下の容器も第一種圧力容器の適用除外となるので不要。
2)可溶栓は使用温度と使用圧力範囲で使用する。

2.施工基準
1)流入管が1本の場合はヘッダ径は2サイズ大きな径とする。
2)流入管が2本以上の場合はその断面積の和以上の断面積を有する径とする。
3)ヘッダには温度計を取付ける。(圧力計は必要に応じて取付ける)なお、還水ヘッダには各系統毎に温度計を取付ける。
4)排水管は32A以上とし、間接排水とする。
5)運転操作、保守上問題なければ、配管ヘッダ方式として良い。
6)運転停止出来ない場合、予備タッピングには必ずバルブ止めとする。
7)温水ヘッダは温度によるヘッダの伸縮を考慮して取付ける。

3.参 考
1)可溶栓はヘッダ下部に取付けるとスケール等の付着により作動不良の恐れがあるので側面に取付けた方が良い。(スペースがとれれば)
2)可溶栓2個が一体となった製品を図2に示す。
3)バタフライ弁に圧力計、温度計等をユニット化した製品がある。

■JWW-CADファイル.zip(28.01 KB) 

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