1.適用範囲:スタジオ等の遮音壁をダクトが貫通する場合。
2.仕様及び施工法
1)保温なしの場合:図1 保温なしの場合
2)保温ありの場合:図2 保温ありの場合
3.注意事項
1)支持金物:ダクトの支持は、貫通部に荷重がかからないように両側にて支持する。支持金物の防振材は、ダクト系の質量を計算し、均等に荷重がかかるように配置する。また、地震時における振れ止めを考慮する。天井用支持金物とダクトが接することのないようにする。
2)ダクト:ダクトは板振動をおこさぬように十分補強する。
3)プラスタボード:プラスタボードは二つ割りにして、ダクトをはさみ込むように取付け、廻りをシールする。
4)つば付鉄板スリーブ:鉄板スリーブの長さ(L)は、遮断壁の厚みの3倍以上とする。
5)防火区画:防火区画貫通の場合は、防火ダンパ等法規に準じた仕様にするとともに、ロックウール160kg/m2 を充填する。
6)その他:プラスタボードのビス止め(またはボルト止め)に際しては、適宜、座金又はフラットバーを使用する。
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53-スタジオ遮音壁のダクト貫通
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