保温工事注意事項(1)

1.注意事項

1)共同溝の保温種別は特記による。

2)建築基準法施行令第112条第20項に規定する準耐火構造の防火区画等を貫通する冷水管及び冷温水管の保温は、その貫通する部分をロックウール保温材で行う。また、冷温水のドレン管が防火区画を貫通する部分は、保温を行わず、モルタル又はロックウール保温材で充填する。

3)空調用のドレン管の保温は、排水管の項による。ただし、暗渠内(ピット内を含む。)に保温を行う場合は特記による。

4)ダクトのフランジ部(補強を含む。)は、厚さ25mmの保温材の重ね巻きを行うか、ダクトの保温厚さをフランジ高さ+10mm以上とする。(送風温度が14℃以上の場合)

5)次のダクト等は、原則として保温を行わない。(保温を行う場合は、特記による)
(1) 換気用ダクト
(2) 外気取り入れダクト
(3) 排気用ダクト
(4) 空調している建物内の還りダクト
(5) 内貼りしたダクト及びチャンバー
(6) 断熱材付きフレキシブルダクト及びたわみ継手

6)次の機器は、保温を行わない。。(保温を行う場合は特記による。)
(1) ユニット形空気調和機及びコンパクト形空気調和機
(2) 送風機
(3) ポンプ
(4) オイルサービスタンク及びオイルタンク
(5) 空調用密閉形隔膜式膨張タンク
(6) プレート形熱交換器

7)次の管、弁、フランジ等は原則として保温を行わない。(保温を行う場合は、特記による)
(1) 放熱器廻り蒸気管及び温水管
(2) 蒸気還管
(3) 蒸気管及び温水管で、屋内及び暗渠内の各種装置廻りの配管
(4) 蒸気管及び温水管で、屋内及び暗渠内の弁、フランジ、伸縮管継手、防振継手、フレキシブルジョイント等
(5) 冷凍機の冷却水管
(6) ポンプ廻りの防振継手、フレキシブルジョイント
(7) 各種タンク類のオーバーフロー管及びドレン管(冷水、冷温水タンクの第一バルブまでを除く。)
(8) エアー抜弁以降の配管及び排泥弁以降の配管
(9) 油管
(10) 断熱材被覆銅管

■JWW_CADファイル.zip(3.80 KB)

■ダウンロードマネージャーへ

 

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください