ダクトの吊りと支持固定要領(2)
1.ダクト重量表・ 表1 アングル工法の場合(フランジ工法) 単位N/m(kgf/m)・ 表2 コーナボルト工法の場合(共板工法) 単位N/m(kgf/m)・ 注:保温有りのダクト重量は、ロックウール保温材を使用し、亜鉛鉄板の外装を施した数値である。 2.支持部材・ 表1 形鋼振れ止め支持部材選定表(横走りダクトの場合)・ 注1.支持質量とは、支持部材が受け持つ配管、又はダクト自重とする。 注2.インサート金物は「インサート工事:使用区分、種類」の項による。
空調設備工事編
空調設備工事の機械設備施工要領書をJw_cadでまとめています。
1.ダクト重量表・ 表1 アングル工法の場合(フランジ工法) 単位N/m(kgf/m)・ 表2 コーナボルト工法の場合(共板工法) 単位N/m(kgf/m)・ 注:保温有りのダクト重量は、ロックウール保温材を使用し、亜鉛鉄板の外装を施した数値である。 2.支持部材・ 表1 形鋼振れ止め支持部材選定表(横走りダクトの場合)・ 注1.支持質量とは、支持部材が受け持つ配管、又はダクト自重とする。 注2.インサート金物は「インサート工事:使用区分、種類」の項による。
1.多数ダクトの支持方法 1)機械室や、コンクリートシャフト内のように、長方形ダクトが多数並ぶ場合の吊込方法及び支持方法はケースバイケースで検討すべきであるが、各ダクト間のならびに多数ダクトの吊金物を表1に、又、支持方法の代表的な一例を図2に、支持金物を表2に示す。 ・図1 多数ダクトの吊込方法 a.多数ダクトの各ダクト間の間隔Wは、隣接する小さいダクトの高さをHとしH>500の場合はW≧200、H≦500の場合はW≧150とする。
図1:壁体及びシャフト内の支持金物・ 接続部の300以内で支持する。支持バンドとダクトは、鉄板ビス又はホップリべットで固定する。スラブ固定の架台は、アンカーボルト又はモルタルで固定する。 図2:スラブの支持方法・ a 直径500mm以下の場合(1点吊りボルト)・ b 直径500mm以上の場合(2点吊りボルト) ※1点吊りにおいて300φ以下の吊り金物は、0.7mm以上の亜鉛引鉄板を帯鉄状に加工したものを使用してもよい。
1)支持金物:ダクトの支持は、貫通部に荷重がかからないように両側にて支持する。支持金物の防振材は、ダクト系の質量を計算し、均等に荷重がかかるように配置する。また、地震時における振れ止めを考慮する。天井用支持金物とダクトが接することのないようにする。 2)ダクト:ダクトは板振動をおこさぬように十分補強する。 3)プラスタボード:プラスタボードは二つ割りにして、ダクトをはさみ込むように取付け、廻りをシールする。
1)送風機吐出側ダクトは風速が大であるので接続法や工作が悪いと抵抗を大きくし、騒音、振動の原因ともなる。送風機の吐出側ダクトは動圧成分を有効に静圧に変化させうる形状寸法にする。 図1 送風機とダクトの接続の良い例悪い例・ 図2 送風機とダクトの接続(吐出例)・ L=(1.5~2.5)B以下の時・ B・・・吐出口の長辺寸法・ (g) 曲がりが5W以上取れない場合。 (h) L≧5Wの場合。 (i) 曲がりが500以上取れない場合。
1)送風機の吐出側のダクトは渦流が発生しないように接続する。 図1 吐出側ダクト施工要領 1.5D以上(Dは羽根車径)=152mm×(番手) 2)送風機の吐出側ダクト拡大角が15°以下になるようにする。 図2 吐出側ダクトの拡大 2.施工要領並びに注意事項 1)拡大及び縮小 ダクトの拡大又は縮小変形をする場合は、静圧損失を少なくする為、変形は出来るだけゆるやかにする。
1.施工要領並びに注意事項| 1)吸込側の接続法| 図1 送風機吸込側ダクト(一般的な場合) 角丸変形管| 図2 送風機吸込側ダクト(止むを得ぬ場合)| (注)送風機吸込口面積の2倍以上のダクト断面積をとる。| 図3 送風機とダクトの接続(吸込側)| 吸込口直前の拡大、縮小30°以下、両吸込送風機の吸込チャンバーの納り図| 図4 気流と抵抗
1.送風機吸込ダクトの接続・図1 吸込側ダクト施工要領・ 送風機:吸込みダクトの寸法は、A≧1.25D、W≧1.5Dとする。D=羽根車径=152mm×(番手)・ (良)直線曲がり部のときは、ベーンを設ける。 (不良)局部抵抗が大となるダクトの接続。直線曲がり部が吸込みロの近くにあるとき。急激な変形など ・図2 送風機をチャンバー内に設置の場合: プーリ交換スペースを確保する。