ポンプ廻りの配管

1.適用範囲:床下水槽から吸い上げる場合。(消火ポンプを除く)
2.仕様及び施工法(図1 ポンプ廻り配管(地下水槽)による。)
3.注意事項
1)床開口:床開口はフート弁の引抜きを考慮し、フート弁の最大幅より50mm以上の余裕をもたせる。
2)立上り:床開口は床面より100mm程度立ち上げ、床面の水が水槽に流入するのを防ぐ。
3)槽内配置:吸上げ管の槽内部分は腐食を考慮し樹脂管・外面ライニング管などを使用することが望ましい。(ただし消火用配管を除く)なお、樹脂管の場合はフートの質量及び流れによる振動等に十分耐えられるものとする。
4)配管勾配:吸込み管の水平部は図示の勾配をとることが望ましい。
5)取外し用フランジ:吸込み管の横引きが短い場合はポンプフランジで兼ねて良い。
6)呼水管:配管は呼水管の取付けの項に準ずる。
7)サクション管:サクション管の立下り部分の長さは、引出しできるように天井高さHより短くする。ただし、H<Lの場合は、フランジなどによるLの分割を考える。
8)防振用継手:材質はテフロンまたはゴム系のものとし、直管フランジ形とする。バネ常数は目安として50以下のものを選定する。
9)圧力計:圧力計はブルドン管式(JIS 7505)とし、丸形で径100φとする。目盛は最高使用圧の2倍とする。
10) その他:設計図書に防振用継手・可とう用継手の記載がなく、かつ必要なしと判断しえる場合でも、その取付けの是非については設備担当者と協議する。

■JWW-CADファイル.zip(58.57 KB)

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください