1.適用範囲:屋外設置の、中間仕切り付き高置タンクの場合。
2.仕様及び施工法
図1 高置タンク廻り配管要領
3.注意事項
1)可とう継手:可とう継手は、配管側の変位による応力をタンクに伝えない為、耐圧を考慮して十分柔軽なゴム系材質とし、原則としてタンクメーカーが指定する耐震用のものを使用する。なお、メーカーが該当する製品を有しない場合は、変位10cmに耐えるものか、又は計算により選定する。
2)量水器:量水器の出口側の配管にエアが溜まり、かつ水の使用量が急変しやすい用途(集合住宅又はボールタップ給水)等の場合は、脈動を起し、メータの過進現象(水を使用しないのに積算指示量が増える状態)が起きる。その為対策として次のうち一つを選ぶ。
(1) 可逆式メータを使用する。
(2) エアが量水器を通り、流入側に抜けるように配管勾配をとる。
(3) 量水器の流出側に、エア抜管又はエア抜弁を取付けエアを抜く。
:配管径と合わない量水器を取付ける場合は、量水器と同口径の直管部を流入側に口径の5倍以上、流出側に3倍以上とり、径違いソケットを使用し接続する。
3)その他:基礎とタンクは、アンカボルトにより固定する。
:可とう用継手以降の配管支持は、耐震上十分な強度をとる。
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161-高置タンク廻りの配管要領
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