冷温水管250Aを2本並列で床支持する際の、適正な鋼材サイズや支持間隔にお悩みではありませんか?官庁営繕基準や耐震設計に準拠した架台の鋼材選定と設計のポイントを分かりやすく解説します。
疑問(Q)
冷温水管(SGP 250A)を2本並列させ、床設置の門型架台で支持する場合の適正な鋼材種類・サイズと支持間隔を教えてください。
回答(A)
冷温水管SGP250A(満水時+保温重量:約100kg/m・2本で約200kg/m)を2本並列で支持する場合、推奨される仕様は以下の通りです。
- 推奨支持間隔(スパン)
- 4.0m〜5.0mピッチ(公共建築工事標準図における最大支持間隔は5.0mですが、たわみやバルブ等の付加荷重を考慮し、一般部では4.0m間隔での計画が安全です)。
- 架台の推奨鋼材仕様(幅1.2m〜1.5m想定)
- 横梁(ビーム): 溝形鋼 [ 100×50×5×7.5 または H形鋼 100×100×6×8
- 柱(ポスト): 溝形鋼 [ 100×50×5×7.5 または H形鋼 100×100×6×8
- ベースプレート: 厚さ 9mm または 12mm の鋼板(FB)
- 固定アンカー: M12 または M16 × 4本留め
- 施工・配管上の重要ポイント
- 芯間距離の確保: 250A(外径267.4mm+保温)は仕上がり外径が約370mmとなるため、配管芯間距離は500mm以上(推奨550〜600mm)確保します。
- 防振対策: 架台横梁とUバンド等の配管支持金物との間に防振ゴム(厚さ10mm程度)を挟む防振支持を検討してください。
まとめ・注意点
屋外設置の場合や架台高が1.0mを超える場合は、風荷重や座屈・揺れを防ぐため一回り大きいサイズ(溝形鋼 125×65×6×8)の選定や筋交い(ブレース)の追加が必要です。
また、アンカーボルトの選定にあたっては「建築設備耐震設計・施工指針」に基づく水平震度(1.0G〜1.5G想定)での耐震計算を行い、特記仕様書や構造設計者・監督員との協議確認の上で図面に反映させてください。
