ファンコイルユニット(空調機廻り配管)

1.重点項目
1)ドレンホースとドレンパンの接続はボルト付締付けバンド等ではずれないように取付ける。
2)天吊りFCUのドレン配管はドレンパン近傍で立下げた後、横引き配管する。
3)ドレン配管は通水試験をし、漏れと流れの状態を確認する。

2.施工基準
1)ドレン
(1) FCUの設置はドレンパンが逆勾配にならないようにする。
(2) 空気抜き用配管のピーコック以降のビニル配管の先端はドレンパン内に開放されている事を確認する。
(3) ドレンホースは曲らないように施工する。
(4) 天吊型にはホースを使用しない。
2)冷温水管
(1) 配管の出入口には弁を取付ける。
(2) 主管からFCUへの分岐配管は伸縮を考慮した配管とする。(3エルボ等)
(3) 保温の見切りはドレンパン内とする。見切りは、水が浸みてこないようにする。
図1:床置ファンコイルユニット廻り配管|図2:天井吊形ファンコイルユニット廻り配管

3.参考項目
1)定流量弁を取付、リバースレターンをやめたケースもある。定流量弁の中に発生騒音の大きいものがあるので、使用に当っては注意する。
2)ストップ機能付の定流量弁を使用し、ファンコイル弁1個とすることも可能。
3)ファンコイル廻りの配管にエスロメタックス管(積水化学工業)を使用した例もある。   エスロメタックス管は、架橋ポリエチレン管を内層と外層に配し、芯材にアルミ合金を使用した複合管で、ベンダー加工が出来る。最高使用温度100℃、最高使用圧力0.98MPa(10kgf/cm2)。
4)定流量弁はゴミ詰まりの原因となるので試運転時十分なフラッシングが必要である。

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