冷凍機廻り配管(単独型冷却塔)

1.冷却水配管は冷却塔に向って先上りとする。止むを得ない場合空気抜きを取付ける。

2.補給水は高置タンクの高さによって圧力不足となるので、有効高さを3m以上とする(不足の場合は補給水ポンプで給水する)。

3.複数の冷却塔を並列運転する場合は、冷却塔の水位が同じになるように設置するとともに、連通管を取付ける。連通管は流出管の2サイズアップを基準とする。又、配管抵抗が等しくなるようにする。台数制御を行う場合や水槽数が多い場合は連結型による。水位の変動を考慮して補給水の位置を決める。

4.冷却塔が冷凍機凝縮器より下部にある場合は、ポンプ停止時、凝縮器内の水が落下しないようにする。

5.冷却塔廻り配管は図1.2.3に示すような配管とする。

6.バキュームブレーカ使用時は落水量と水槽容量のチェックを行う。落水時オーバーブローさせると起動時に落水量分冷却塔水面が下がり、エア混入の恐れがある。

7.冷却水ポンプを同一階設置時はポンプを冷却塔水面より1m下げる。又、ポンプ位置を出来るだけ冷却塔に近くする。吸込管の圧損が大きいと、負圧が大きくなり、エアが混入し通水障害を起こすので注意する。

■図1:冷却塔が凝縮器より低い位置にある場合の配管
(a)冷却塔 冷却ポンプ・(b)冷却ポンプ 冷却塔
※リークの少ないもの選ぶ。(10m以下の時は、CV不要) 開→閉の動作時間に注意。
(a)自動弁の場合 (b)バキュームブレーカの場合

■図2:開放式冷却塔(外部配管)

■図3:開放式冷却塔(内部配管) 冷却塔価格は多少アップするが、配管工数が低滅し、美観も良いので、多く使われている。

■図4:密閉式冷却塔

■JWW_CADファイル.zip(49.50 KB)

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