ユニット型空調機の耐震設置

1.適用範囲:送風機ユニットケーシング本体をゴム防振する場合。

2.仕様及び施工法(図1:ユニット形空調機の設置.jww)

3.注意事項
1)振動・耐震:防振装置及び耐震ストッパーは振動源となる送風機ユニットケーシングに取付ける。又、ケーシングがコイルボックス等と一体となり分割出来ない場合は送風機及び電動機そのものに防振を施す。コイルボックス及びリターンチャンバー等のケーシングは防振パッドを介して設置する。
2)固定:送風機ユニットのケーシング受けチャンネルはコンクリート基礎にアンカーする。
3)キャンバス継手:防振を目的として取付ける。又、地震時におけるダクト側の大幅な変位に対し、破断することで空調機の破損を保護する。
4)排水トラップ:原則としてはふた付のボックス形とし、内部の清掃がやりやすいものとする。又、封水深さは、(50mm+ファンの静圧)以上とする。
5)基礎の高さ:コンクリート基礎の高さは、排水トラップ及び蒸気の還りトラップの納まりによって決定する。又、機械室床面の水による腐食・機器下へのごみの堆積を防ぎ、幅木の役目をもたらす為、最小の高さを100mmとする。
6)その他:コイル・ファン・シャフト・フィルター等の点検及び交換方法を考慮し、壁からの必要スペースを確保する。ダンパー・バルブの操作等が、機器の上に乗ったりせず周囲の床面から出来るようにする。

■JWW_CADファイル.zip(22.54 KB)

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