試運転の流れと点検調整事項(水配管-1)

表1:水配管における点検及び調整作業(1)
:作業項目|作業内容|摘要

:膨張タンク・還水槽清掃
槽内にあるゴミ出し及び槽内壁の汚れ落とし

:水張り前確認
1.漏水事故防止の為の点検
(1)自動制御用検出端及び測定器具取付確認
(2)フランジ部ボルト締め忘れ又はパッキン未取付の確認
(3)管末排水弁全閉
(4)手動エアー抜き弁全閉
(5)自動エアー抜き弁手前弁全閉
(6)系統中の未施工部分がある場合は弁を取付け、全閉としプラグ止め又は閉止フランジを取付ける。
2.竪管の仮支持鋼材の取外し確認
3.伸縮継手、ロックナット撤去確認|点検担当者を決め全個数確認
4.水張り順序の決定
(1)竪管シャフトから1フロアごとに水を張る(ヘッダーの圧力計で確認する)
(2)給水部に水位監視担当者を決め、無線で給水弁閉ができるようにしておく
5.各部点検用人員配置|緊急時連絡方法の決定(無線)
6.ウエス等緊急時用養生材の用意及び配置

:水張り中確認
1.各部漏水有無点検
(1)バルブ(手動、自動)の管接続部
(2)バルブのグランドパッキン部
(3)自動制御検出器、測定器取付タッピング部
(4)排水弁
(5)手動、自動エアー抜き弁
(6)機器接続部
(7)フレキシブル継手、伸縮継手等の配管接続部及び本体
2.エアー抜き作業
(1)手動エアー抜き弁|手動エアー抜き弁完了後全開
(2)自動エアー抜き弁|連続的に排水する場合は弁本体に欠陥があるので交換が必要

:水張り後確認
1.エアー抜き作業|「水張り中」作業の2と同じ
2.タンク類の水位確認(自動給水弁閉止水位の確認)
(1)吐水空間の有無
(2)電極棒など自動水位検出部調整(還水槽の水位によるポンプ発停)
3.配管支持部の確認
(1)支持固定部のあそび
(2)防振材のたわみ量確認(偏荷重になっていないか)

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