表１：ダクト系における点検及び調整作業
：作業項目｜作業内容｜摘要
：ダクト・チャンバー機器内清掃・点検口の有無の確認
1.空調機、全熱交換器、フィルター、ユニット、ダクトチャンバー内清掃｜内部を点検し、不要材、ゴミ、ほこり等の有無の確認
2.送風機内清掃・施工図により各ダンパー用点検口の有無を確認｜手で空回しをし、ランナー部の異物の有無を確認
：建築仕上状況の確認｜空調・換気の給気及び吸込口
1.送風の際に出るほこりによる障害防止
2.吹付塗装中の場合、塗料吸込によるフィルター、コイルの目詰まり防止
：ダンパー開閉確認
1.防火ダンパー全開確認｜(1)手で空回し可能か｜a.回らない場合内部点検｜b.回る場合は通電し回転方向を確認｜(2)正規回転で内部に異常音がしないか確認
2.芯出し及びベルト掛け調整｜(1)メーカー調整員を予め手配しておく｜(2)送風機据付レベル確認｜(3)ファンプーリとモータプーリの芯出し｜(4)Vベルトの張り具合を調整｜(5)ベアリングの点検
3.起動｜(1)フラッシングは送風機のフィルターを除いた状態で、空調機は養生フィルターを取付けた状態で行う｜(2)メインダンパーを開け運転電流値を調整｜(3)ダクト及びチャンバーの振動点検
4.風量調整｜(1)調整方法は原則としてダンパーによる｜(2)シロッコファンのサージングに注意する｜(3)送風機形式及びモーター極数により負荷電流が異なるので注意する
：操作回路・動作確認｜スターデルタ起動の確認｜デルタスターのように逆動作がないかの点検
：インターロック回路動作確認
1.運転順序の確認｜関連する機器との連動停止順序
2.加湿器インターロックの確認
：性能測定
1.制気口の風量測定｜設計値に対する比較
2.運転電流測定｜メーカー性能の確認
3.騒音測定｜設計許容値(環境基準値)に対する比較
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