ステンレスダクトの補強(1)
1.長方形ダクトの横方向の補強は表1とする。 表1 横方向の補強用形鋼寸法 2.長辺500mmから 1,450mmまでのダクトには、リブ形の補強をダクトの横方向に入れ、その間隔は長手方向300を原則とし、最大450とする。ただし、保温を施すダクト及びちゅう房、浴室の排気ダクトは除く。 図1 長方形ダクトのリブ形補強
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1.長方形ダクトの横方向の補強は表1とする。 表1 横方向の補強用形鋼寸法 2.長辺500mmから 1,450mmまでのダクトには、リブ形の補強をダクトの横方向に入れ、その間隔は長手方向300を原則とし、最大450とする。ただし、保温を施すダクト及びちゅう房、浴室の排気ダクトは除く。 図1 長方形ダクトのリブ形補強
1)長方形ダクトの継ぎ目は下記の通りとする。 (1) 継ぎ目は2箇所以上とする。 (2) 板厚0.8mmまではボタンパンチ、0.8mmを超えた場合はスポット溶接又はアーク溶接(TIG・MIG)とする。 (3) 溶接の場合は、必ずスパッター、スケール等を除去する。
1.長方形ダクトの接続は共板工法、メッツ工法並にフランジ接続とし、フランジ接続の場合のフランジ寸法等は表1とする。 表1 フランジ寸法等 (単位:mm) 注:形鋼はステンレス鋼とする。 2.スパイラルダクトは、差し込み継手又はフランジ接続を行う。 3.差し込み継手の板厚は表2とし、差し込み長さは60mm以上で、ビスピッチは300mm以内で最低2本とする。
1.ダクト製作仕様(ステンレス製スパイラルダクト) 表1 ダクト製作仕様 (単位:mm) 原板の標準厚さ0.5:呼称寸法(Dφ)≦600・原板の標準厚さ0.6:呼称寸法(Dφ)600<,≦800・最原板の標準厚さ0.8:呼称寸法(Dφ)800<,≦1,000 直管・内径の公差(内径基準)・+1~-0・はぜのピッチφ100<,≦φ1,000・ピッチ300以下最低2本とする・はぜの折り幅60mm以上
1.ダクト製作仕様(矩形ステンレスダクト) 表1 ダクト製作仕様 (単位:mm) ■低速ダクト(≦15m/s) ダクトの板厚0.5・長辺≦750・フランジ(等辺山形綱)25×25×3t・最大間隔4,000・リベット径(ピッチ)4.5φ(65以下)・ボルト(径8.0φ、ピッチ100以下) ダクトの板厚0.6・長辺751<,≦1,500・フランジ(等辺山形綱)30×30×3t・最大間隔4,000・リベット径(ピッチ)4.5φ(65以下)・ボルト(径8.0φ、ピッチ100以下)
1.煙道伸縮部 図1 伸縮継手部 煙道・伸縮継手・固定金物・白管・パッキン組ひも・16φボルト 2.壁貫通部 図2 固定部 1)矩形煙道の場合 煙道・スリーブ・ロックウール・白管・パッキン組ひも・モルタル 2)円形煙道の場合
鉄板ダクトの漏れの原因と対策 1.フランジ関係 1-1 フランジ割れ 1.吊込時、フランジ間隙が大きいのを無理してボルト締めした為。 2.搬入吊込時の移動の無理から、衝撃により破損する。 【対策処理】 1.吊込時、フランジ間隙注意。 2.フランジ溶接は確実に。 3.搬入移動時の取扱いには十分な注意をする。 1-2 フランジ溶接不良 イモ溶接のピンホールがある。 【対策処理】溶接は、ピンホールがないように注意。
1.既製成形ガイドベーンの取付 1)既製形成ベーンの寸法 ① ガイドベーンは、S型・L型の2種類 ② S型はダクト巾750m/m以下に使用 ③ L型はダクト巾850m/m以下に使用 図1 ベーン断面寸法図 図2 側板(ベーンレール) 2)形成ベーンの組立て ガイドベーンレールにガイドベーンを差込み、取付する。