JWWでそのまま使える配管継手などのCAD図形が無料でダウンロードできます。DXFからの変換や図形登録の手間が省けるJWS形式です。設備関係のデータを豊富に揃えています。(CADシンボルから、詳細図まで)
1.ダクト製作仕様(矩形ステンレスダクト)
表1 ダクト製作仕様 (単位:mm)
■低速ダクト(≦15m/s)
ダクトの板厚0.5・長辺≦750・フランジ(等辺山形綱)25×25×3t・最大間隔4,000・リベット径(ピッチ)4.5φ(65以下)・ボルト(径8.0φ、ピッチ100以下)
ダクトの板厚0.6・長辺751<,≦1,500・フランジ(等辺山形綱)30×30×3t・最大間隔4,000・リベット径(ピッチ)4.5φ(65以下)・ボルト(径8.0φ、ピッチ100以下)
1.煙道伸縮部
図1 伸縮継手部
煙道・伸縮継手・固定金物・白管・パッキン組ひも・16φボルト
2.壁貫通部
図2 固定部
1)矩形煙道の場合
煙道・スリーブ・ロックウール・白管・パッキン組ひも・モルタル
2)円形煙道の場合
鉄板ダクトの漏れの原因と対策
1.フランジ関係
1-1 フランジ割れ
1.吊込時、フランジ間隙が大きいのを無理してボルト締めした為。
2.搬入吊込時の移動の無理から、衝撃により破損する。
【対策処理】
1.吊込時、フランジ間隙注意。
2.フランジ溶接は確実に。
3.搬入移動時の取扱いには十分な注意をする。
1-2 フランジ溶接不良
イモ溶接のピンホールがある。
【対策処理】溶接は、ピンホールがないように注意。
1.既製成形ガイドベーンの取付
1)既製形成ベーンの寸法
① ガイドベーンは、S型・L型の2種類
② S型はダクト巾750m/m以下に使用
③ L型はダクト巾850m/m以下に使用
図1 ベーン断面寸法図
図2 側板(ベーンレール)
2)形成ベーンの組立て
ガイドベーンレールにガイドベーンを差込み、取付する。
1)長方形ダクトの直角エルボは、ガイドベーンを取付けて整流する。
図1 薄形案内羽根(1枚ベーン)3枚羽根の例
R=1/2H以上とする。1Hを標準とする。
図2 厚形案内羽根(成形ベーン)3枚羽根の例
表1 直角エルボ ガイドベーンの寸法
羽根枚数 N=6 H/W-1、羽根間隔 A=H/N+1、羽根ピッチ P=1.41A
注:W=ダクト幅、H=ダクト高
(1) ダクトわん曲部の内側半径は、原則として長方形ダクトの場合は、半径縦方向の幅(W)寸法の半分以上とする。ただし、エルボ半径R=Wを標準とする。
(2) 円形ダクトは、直径以上とする。
(3) 直角エルボには、ガイドベーン(案内羽根)を強固に取付けて整流する。
2)ダクトの変形
ダクトの断面を変形させるときは、急激な変形を避け、漸大又は漸小形とし、図3のように拡大部は15゜以内、縮小部は30゜以内にする。
3)ダクトとコイルの連絡
ダクトとコイルの接続傾斜角度は、コイル拡大は最大30゜、コイル後の縮小は最大45゜とし、これ以上大きくなる場合は、コイル前に分流板を設けて風量分布の平均化をはかる。
1.長方形ダクトの割込分岐、合流
・割込み方法 W3/W4=V1/V2 V1,V2:風速
(1) 分岐ダクトは、気流の整流された部分から取出し、抵抗が少なく、工作が容易な形状とする。
(2) 曲がり部の直後に分岐せざるを得ないときは、曲がり部にガイドベーンを取付整流する。
(3) 曲がり部分から分岐せざるを得ないときは、上下分割とり出しとする。