Fire alarm

自動火災報知設備(自火報)の「感知器」の価格相場について解説します。

感知器の価格は、「本体のみの購入価格(材料費)」と、「業者に依頼した場合の工事費込みの価格」で大きく異なります。

1. 感知器本体の価格相場(1個あたり)

メーカー(パナソニック、ホーチキ、能美防災、ニッタンなど)や購入ルート(ネット通販、電材店仕入れ)によって前後します。

1. 熱感知器(差動式スポット型)

  • 設置場所:居室、事務室、寝室など(温度が急激に上がると作動)
  • 定価:3,000円 〜 5,000円程度
  • 実売価格(ネット・仕入れ):1,500円 〜 3,000円程度

2. 熱感知器(定温式スポット型・防水型含む)

  • 設置場所:台所、厨房、洗面所など(一定の温度に達すると作動)
  • 定価:4,000円 〜 7,000円程度
  • 実売価格(ネット・仕入れ):2,000円 〜 4,500円程度

3. 煙感知器(光電式スポット型・2種)

  • 設置場所:階段、廊下、エレベーター内など(煙を感知して作動)
  • 定価:8,000円 〜 13,000円程度
  • 実売価格(ネット・仕入れ):4,000円 〜 7,000円程度

※感知器を天井に取り付けるための「ベース(土台)」が別売りの場合、別途500円〜1,000円程度かかります。

2. 交換工事を業者に依頼した場合の相場

既存の感知器が古くなり、交換(リニューアル)を消防設備業者に依頼する場合の費用感です。

1個〜数個のみの部分交換の場合

  • 総額相場:15,000円 〜 30,000円程度
    • 内訳:技術料(3,000円〜8,000円/個)+ 部品代 + 出張費・諸経費(10,000円〜15,000円)
    • ※1個だけの交換であっても、人件費と出張費が最低限かかるため、割高になります。

まとめて複数個(10個以上など)交換する場合

  • 1個あたりの単価相場:5,000円 〜 12,000円程度(工事費・処分費込み)
    • 個数が増えるほど、1個あたりの出張費や諸経費の割合が下がるため単価は安くなります。

3. 新設工事(配線を含む)の相場

間仕切り変更(リフォーム)などで、新しく感知器を増設・移設する場合です。

  • 1箇所あたり:15,000円 〜 35,000円程度
    • 天井裏への配線配管工事、感知器本体、受信機への結線・動作試験、消防署への届出書類作成費などが含まれます。天井の状況(二重天井か、直天井か)や配線ルートの長さによって大きく変動します。

実務上の注意点

  • 資格の必要性:感知器の交換や新設には、「消防設備士(甲種4類または乙種4類)」の資格が必要です。無資格での工事は消防法違反となります。
  • メーカーの互換性:本体だけを交換する場合、既存の「ベース(土台)」と新しい「感知器本体」のメーカー・型番が適合するか確認が必要です。適合しない場合はベースごとの交換となります。

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