Outdoor vent

外調機やエアハンドリングユニットの外気取入ガラリで設定すべき抵抗係数や圧力損失でお困りではありませんか?正面風速基準の抵抗係数の目安や、Jw_cadでダクト系統図やダクト静圧計算書を作成する際のポイントを分かりやすく解説します。

疑問(Q)

外調機(OHU)やエアハンドリングユニット(AHU)の外気取入れに使用するガラリの抵抗係数(ζ)や圧力損失は、ダクト設計でいくらを見込めばよいでしょうか?

回答(A)

ガラリの抵抗係数は計算基準(正面風速または有効開口面積風速)により異なりますが、実務では正面風速基準で抵抗係数(ζ)を4.0〜6.0程度で見込むのが一般的です。

風圧損失計算やダクトサイズ選定における具体的なポイントは以下の通りです。

  • ガラリの種類別・抵抗係数(正面風速基準)
    • 標準的な防雨ガラリ(開口率 約45〜50%): 抵抗係数 ζ = 4.0 〜 6.0
    • 深型・高水滴分離型ガラリ(開口率 約35〜40%): 抵抗係数 ζ = 8.0 〜 12.0(雨水浸入防止用の複雑構造のため高め)
  • 正面風速と圧力損失(Pa)の目安
    • 風速 1.5 m/s のとき:約 15 〜 20 Pa
    • 風速 2.0 m/s のとき:約 25 〜 35 Pa
  • 実務設計での選定・計算手順
    • 正面風速の制限: 雨水の巻き込み(キャリーオーバー)を防ぐため、正面風速は2.0 m/s以下(推奨1.5 m/s程度)となるようガラリ面積を大きめに確保します。
    • 防鳥網・防虫網の抵抗加算: ガラリ本体の抵抗に加え、防鳥網で+5〜10 Pa、防虫網で+15〜25 Paを追加で見込みます。
    • トータル見込み値: ダクト静圧計算書の実務見込み値として、防鳥網付き外気ガラリで30〜50 Pa程度を加算するのが安全側での標準値です。

まとめ・注意点

Jw_cadでダクト系統図や外気取入詳細図を作成する際は、ガラリのサイズ(正面風速2.0 m/s以下をクリアする開口寸法)を正しく確保し、静圧計算書に採用した圧力損失値を注記しておくことが重要です。

実際の圧力損失はメーカー(協立エアテック、西邦工業、空調企業等)や型式によって変動するため、詳細設計・施工図作成時には必ず各社の最新カタログ値やP-Q特性グラフを確認してください。また、建築意匠との兼ね合いや特記仕様書の内容を確認のうえ、設備設計者や施工管理者と協議して決定してください。

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