風量測定調整(2)

1.風量測定調整

  1. 空調機系、換気系の共通事項
    1. 各機械系統毎に風量調整を行う。
    2. ドア、窓、その他開口部はできるだけ閉鎖し、室内を気密状態にして設計上のエアーバランスが得られるように留意する。
    3. 電動機の過負荷に注意する。過負荷の場合はメインVDの操作を行い定格電流値に合わせる。
    4. 調整後の風量は、それぞれの測定値が設計値の100~110%の範囲に入るように調整する。(便所系統のように同一区画内に複数の吸込口がある場合は、それぞれの測定値が設計値の90~110%となり、かつ総排気量が設計値より多くなるように調整する)
  2. 風量測定調整を要する機械系統
    1. 空気調和機(AC系統)
    2. 給気、排気ファン系統
  3. 風量測定調整を要しない機械系統
    1. ファンコイルユニット系統
    2. 直吹きのヒートポンプエアコン系統
  4. 空気調和機の風量調整
    1. 空調機のメインダクトの風量測定口で風量調整する。
      • SA.RA.OA.EA.についてVDで一次調整する。この場合ほぼ設計風量の10%増しになるように調整する。
    2. 各室の器具風量を大まかに測定する。
    3. 各室の器具風量を調整する。この場合メインダクトに近い場所からシャッターにて、順次末端に向かって行う。
    4. 最終チェック測定をメインダクトで行う。
    5. 実働電流値、VDの絞り目盛りを読取り、マークする。
  5. 給気、排気ファン系の風量調整
    1. メイン調整は、OA.EA.共にファン吸込側に設けた測定口で行う。
    2. 他は空気調和機に準ずる。
  6. 吹出口、吸込口の測定位置
    1. アネモスタット・ノズル
    2.  VHS.HS.BL(400×400以下は整流筒で測定する)

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