1.ちゅう房等のように水洗い・水流しが行われる床を貫通する場合。
1)仕様及び施工法
図1 防水層床貫通
2)注意事項
- 原則:防水床の貫通は出来るだけ避ける。
- 固定:配管は貫通部に近い位置で床(又は他の構造体)に固定する。
- 防錆:スリーブはステンレスとすることが望ましい。鋼管の場合には防錆塗装を施す。
- スリーブの施工:スリーブ及び固定金物用ボルトは躯体コンクリート打込み時に挿入する。
- 防水:防水層とスリーブとの収まり、防水層の下地や養生等の要否及び仕様については、その工事ごとに建築担当者と協議する。
- スリーブの止水:非加硫ブチル系止水板(商品名:スパンシールR1503)2列卷きを原則とするが、止むを得ない場合はスリーブと同質のツバ(50mm)を溶接しても良い。非加硫ブチル系止水板の施工手順は「配管の地中外壁貫通」の項による。
- その他:保温なしの配管でも管にじかに防水立上げをせず、当シートによる。冷水管等結露の恐れがある場合には支持金物を含めて管を防露する。
■JWW-CADファイル.zip(13.95 KB)